「あしたば」礼賛

元人材紹介会社 代表取締役 岡崎坦様(68才)

ご希望の方に「あしたばの苗プレゼント」という何かの企画で八丈島自生のこの植物を知ったのはもう30年以上も前のことです。
毎日新葉を摘んでも翌日にはまた新しい葉が出てくるという生命力の強さと、肝臓強化、精力増強などの薬効に惹かれて申し込み、送られてきた三株程の苗を自分の鉢に植えてみたものの、気候条件も違う我が家の小さな庭ではとても毎日摘めるような成長力は望めず二、三度葉を摘んだ程度で終わってしまいました。
ただ「あしたば」という名前と肝臓に効くという印象だけは強く残っており、十年程前にその成分を損なわずに根、茎、葉の粉末加工に成功して売り出されていると聞いて早速取り寄せて飲み始めました。 以来今日まで、一体どれくらいの「あしたば」を消化したことになるのか見当もつきません。
酒が大好きで、社会人になって以来一年に数日の休刊日をとるのがやっとという生活を続けてきた結果、健康診断ではいつもアルコールの摂取量に影響を受けるガンマGTPという肝機能の数値の悪化を指摘され続けてきました。
この間、肝臓に効くと聞けば何でも試してみましたが何の心配もなく続けられたのは「あしたば」だけです。
酒量こそ減らしているものの、今でも医者や薬のお世話にならずに毎日好きな酒を飲んでいられるのは「あしたば」のお陰としか言いようがありません。
もともと植物ですから食べすぎや副作用の心配をする必要がありませんし、お浸しとか天麩羅にしてどんどん食べれば美味しいし体にも良いでしょうが、毎日手軽にというわけにもいきませんから味覚のほうは我慢するしかありません。
昔は加工法が未熟で粉末も溶かしにくかったのですが今では随分品質も良くなりました。
私は抹茶茶碗と茶筅を使って大さじ一杯をお湯のように仕立てて毎朝食後に飲んでいますが、味はともかく気分だけは抹茶の雰囲気が出ていると満足しています。
時には天麩羅の衣に混ぜたり、そば粉に混ぜて変わり手打ち蕎麦にしたりもしてみますが、毎日という訳にもいきませんから手軽に続けるにはこれが一番だと思っています。
「あしたば」は「明日葉」とも書きます。
昔、「あしたという字は明るい日と書くのよ」という歌が流行ったことがありましたが、昨日、今日よりも明日が明るいと思えば元気も出てきます。
これからも「明日葉」を飲み続けて元気に過ごしたいと願っています。


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